情勢が不安定なアフガニスタンから宮崎県内に避難している宮崎大学の元留学生を、西都市と市内の企業が支援することになりました。

支援を受けることになったのは、宮崎大学の元留学生で、県内に避難しているアフガニスタン人の男性3人で、27日、就職する企業の経営者らと、記者会見しました。

宮崎大学は、2011年からこれまでにアフガニスタンの留学生を42人受け入れていて、西都市は、大学と包括連携協定を結んでいます。

今回、アフガニスタン人の3人は、来年、西都市内に完成するイスラム教の戒律にのっとった「ハラール認証」の基準を満たした食肉処理施設で働くことになっています。

(元留学生 ナズハットさん)
「私は獣医師なので、牛の牧場で働けるというのはとても幸せですし、具合が悪い動物がいたら診断して治療することに力を尽くしたい」

(SEミート宮崎 有田米増社長)
「向こうの食生活に合うのはどういった料理なのかとか、そういった生産から流通、販売まで一緒にやって発展していきたいと思っている」

3人は、家族と一緒にすでに西都市の市営住宅で生活していて、4月からは、仕事の研修を受けることになっています。