3月13日、宮崎市で釣り人が海に転落する事故が発生した際、救助作業に協力した高校生3人に宮崎市長から感謝状が贈られました。
3人のとっさの判断と連携が迅速な救助活動につながりました。
宮崎市の清山市長から感謝状が贈られたのは、3月1日、宮崎西高校を卒業した後藤陽斗さん、田村和大さん、中薗 蒼さんの3人です。
3人は、3月13日、宮崎市の青島港で釣りをしていたところ、釣り人の女性が海に転落した現場に遭遇。
女性の夫の助けを求める声を聞いて駆けつけたあと、すぐに119番通報しました。
3人はさらに、近くを走り回って見つけたブイとロープを結んで海に投げ込んだり、現場まで消防の車両を誘導したりと、それぞれ機転の利いた行動で、人命救助に貢献しました。
3人は、高校で陸上部に所属していたということで、日頃培ったフットワークとチームワークの良さが、的確な救助活動につながったと話します。
(後藤陽斗さん)
「人命救助のお手伝いができてほんとに光栄に思います」
(中薗 蒼さん)
「部活動も3人とも一緒だったからこそ、連携をとれて、人命救助につながったと思います。」
(田村和大さん)「(助けた女性が)涙ながらに感謝の言葉を伝えられてたので、僕たちも本当に良かったと思ってますし、この3人でいて良かったなって思ってます」
救助された50代の女性は命に別状はなく、消防局の関係者は、3人の迅速な救助活動を称えていました。