東九州道、清武南-日南北郷間が25日に開通し、供用が始まりました。
この開通効果は観光だけではありません。そのほかの効果をまとめました。
まずは、防災力の向上です。
国道220号には、大雨時の事前通行規制区間があり、過去15年間で79回、全面通行止めとなりました。
また、おととし9月には宮崎市内海で土砂崩れが発生し、35日間通行止めとなりました。
また、国道220号は津波のリスクもあります。
国道220号では津波浸水想定区域に含まれる場所があり、大規模災害時には、緊急輸送路としての活用も期待されます。
続いて、救急医療体制の確保です。

今回の開通で、県立日南病院から宮崎大学医学部附属病院の所要時間は、55分から39分に短縮されました。
急カーブや信号もなくなりますので、傷病者の負担軽減も期待されます。
そして、もう1つが企業誘致や定住促進です。

日南北郷インターチェンジや日南東郷インターチェンジの周辺には5つの工業団地があって、1998年からおととしまでに企業立地は14社、369人が新たに雇用されています。
実際に開通したことで、これから企業立地や移住もますます進みそうです。