旧統一教会への5回目の質問権行使について、きょう行われた宗教法人審議会で内容が了承されました。文部科学省はあす、5回目の質問権を行使し、来月25日を期限として、これまで最も多い203項目の質問を行うとしています。

文科省は5回目の質問権の内容について、午後1時から行われた宗教法人審議会で意見を求め、内容が了承されました。

質問内容について担当者はこれまで、旧統一教会に質問してきた組織運営や教団の財産についてなどに加え、献金や霊感商法の被害者との間で成立した示談などについてこれまでで最も多い203項目で回答を求めるということです。

文科省は、前回の4回目の質問権の行使では、それまでで最多のおよそ110項目で、献金や教団への勧誘などを行っているとされる旧統一教会の信徒会などについて聞いていますが、旧統一教会からの回答は封筒一通でした。

回答期限は来月25日となっていて、文科省は回答内容を踏まえ、解散命令請求を行うか判断するとしていますが、関係者によりますと、この判断は来月以降になる見込みだということです。

また、文科省は必要であれば6回目の質問権を行使するとしています。