去年実施された沖縄県うるま市の市議会議員選挙で僅差で落選した男性が票の再点検を求めていましたが、県選挙管理委員会はきょう(24日)再点検の結果、最下位で当選した議員の当選を無効にしたと発表しました。

この問題は、去年10月のうるま市議選に立候補し落選した会社代表の伊礼正(いれい ただし)さんが、最下位で当選した天願浩也(てんがん こうや)議員との得票差がわずか2.197票差だったことから票の再点検を求めていたものです。

県選挙管理委員会が過去の判例などから票の再点検を行うことを決め、今年2月すべての候補者の得票数を確認した上で、伊礼さんと天願議員の得票のほか2人の名前と共通点がある4人の候補者の票を見直しました。

その結果、伊礼さんの得票数が天願議員の得票数を1.803票差で上回り、県選管は天願議員の当選を無効とすることを決定しました。