宮崎県内のほとんどの公立小学校で、23日、卒業式がありました。児童たちが、6年間の思い出を胸に学びやを巣立ちました。

このうち、宮崎市の大宮小学校の卒業式では、保護者らが見守る中、158人の卒業生が入場。校歌斉唱など一部の場面を除き、ほとんどの児童が、マスクを外して式に臨みました。

式では、一人ひとりの名前が読み上げられたあと、クラスの代表に卒業証書が手渡されました。

そして、谷村栄樹郎校長が「夢を実現するために試練に負けず、限りない自分への挑戦を続けてほしい」とはなむけの言葉を贈りました。

(児童)
「みんなが一致団結できて楽しい小学校生活でした」
「下級生とか小学生とか、弟とかにも憧れられるような・中学生になりたいです」
「(将来は)担任の脇元陽菜先生みたいな先生になりたいです」
「何でもできるスーパー中学生になりたいと思ってます」

一方、日南市の山あいにある大窪小学校では1人だけの卒業式です。
23日、卒業を迎えたのは田中 心さん。

椿本幸恵校長から卒業証書を受け取ったあと、これまで成長を見守ってくれた人たちに別れのことばを述べました。

(大窪小学校卒業生 田中 心さん)
「今、喜びと緊張でいっぱいです。ふと目を閉じると6年間の思い出が蘇ります。これまでお世話になったすべての方々に心からの感謝を申し上げ、お別れの言葉とさせていただきます」

心さんは、下級生の面倒見もよかったということです。

(大窪小学校卒業生 田中 心さん)
「(下級生の)みんなが可愛くてもう名残惜しいです。思い出がどんどん蘇ってきて、みんなが恋しくなります。
みんなに見守られてきていろんな経験をさせてもらったので、その経験を活かして中学校でも頑張っていきたいです」

県教育委員会によりますと、今年度、県内の公立小学校では、1万149人の児童が卒業するということです。