グラフは愛媛県の推計人口を示したものです。
愛媛県が20日に発表した今月1日現在の人口は129万9576人で、ついに130万人を下回りました。
県内の人口は1985年のおよそ153万人をピークに年々右肩下がりとなっていて、人口減少に歯止めがかかりません。
その背景には次のような数字があります。
去年1年間では亡くなった人がおよそ2万人だったのに対し、産まれた赤ちゃんは7590人でした。
また、愛媛県内に転入してきた人は4万2000人余り、県外に出ていった人は4万4000人余りと、転出者の方が多い状況となっています。
その結果、1年間で1万4357人の人口減少となっています。
こうした状況から、愛媛県も人口減少対策に本腰を入れます。
来月から新たに「少子化対策推進本部」を設置するなどの組織改正を発表しました。
愛媛県・中村時広知事
「いまそこにある危機として受け止められにくい。だからこそ出来るだけ早めに現状を予測値を知らせて共有してもらう空気を作っていくことが、少子化・人口減少問題には欠かせない」
中村時広知事は20日、来月1日付けの県の組織改正と人事異動を発表しました。
中では、結婚・出産・子育ての支援などを迅速かつ強力に進めるため、部局横断的な組織として「少子化対策推進本部」の新設が盛り込まれました。
愛媛県・中村知事
「1人1人の生き方・価値観に関わる問題でもありますから、ありとあらゆる知恵を絞ってやっていくということで対応するしかないので、全庁あげて全力を傾けていきたい」
このほか、新たに「デジタル変革担当部長」のポストを設け、行政の効率化や県民生活の向上を進める他、「野球文化推進グループ」を新設し、野球によるスポーツや観光交流の促進に取り組みます。
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