経済産業省は、韓国向けの半導体関連の材料3品目の輸出管理の厳格化措置について、解除すると発表しました。

経産省は2019年7月から、韓国に対する化学物質「フッ化水素」など半導体関連材料の3品目の輸出管理を厳格化していますが、この措置を解除すると発表しました。

輸出管理をめぐる日韓両政府の局長級対話をこれまでに開き、韓国の輸出管理の体制や運用状況の改善を認めたとしています。

ただ現在、軍事転用のおそれが低いとされる製品を自由に輸出できるグループA=旧ホワイト国の対象から韓国を除外していますが、この措置は継続し、対話を続けるということです。

一方、韓国政府は日本による厳格化措置を受けて、これまで進めてきたWTO=世界貿易機関での紛争解決手続きについて、取り下げると発表しています。