高齢者の交流や社会貢献の場、老人クラブに異変です。

「解散」という苦渋の決断をした市川三郷町のクラブはその要因を「担い手不足」としています。

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堂々とした所作が印象的な日本舞踊。

舞台に立つのは市川三郷町岩間で活動するシニアクラブ、寿会の会員です。

ゲストによるオカリナや銭太鼓の演奏なども披露され盛大に催されたこの集い、実は15日が最後です。

会員たちは:
「今日久しぶりに会ができてうれしいが解散するのが本当に残念」
「色んな事が無くなってしまってさみしい」

寿会は30年ほど前に活動をスタート。

60歳以上の地域住民が参加して、音楽やスポーツといった部の活動や地域の清掃などのボランティアに取り組んできました。

現在はおよそ100人が入会していますが、主なメンバーは80歳を超え、会の継続が困難になったことから15日、解散することとなりました。

寿会会計 深澤健一さん:
60代の人がだんだん少なくなって「もう続けてもしょうがない」という意見が多かった。苦渋の決断です。