「実証実験」という言葉よく聞きますよね?
自治体が民間企業などと連携して地域の課題の解決策を探る取り組みなんですが、例えば熊本市の場合…こちらが今年度行った実証実験の例です。
◆シェアサイクル(交通)
◆AIデマンドタクシー(交通)
◆古町地区の路地活用(待ちのにぎわい創出)
◆ミヤマガラス被害対策(景観)
交通に関するものや街の景観に関するものもあります。こうした実証実験が今どうなっているのか取材しました。

記者「最近、街中で見かけることが多くなったシェアサイクル。これも熊本市の実証実験です。」
熊本市は、2022年4月から街中の回遊性向上や交通渋滞の緩和を目的にシェアサイクルの実証実験を始めました。
熊本市自転車利用推進課 酒井伸二 課長「ある期間を決めて事業者との役割分担を明確にして、いったん振り返って検証するという作業は非常に大事だし、実証実験は有意義なものになっている」

市によりますと、導入から10か月で8万人以上が利用していて、1日当たりの利用者数は先に導入した名古屋市を上回っているということです。
市では、今後も利用エリアを拡大していき、2024年4月から本格導入に踏み切りたいとしています。
ただ、ここにきて新たな課題も。

道路交通法の改正で自転車のヘルメット着用が努力義務となるため対応を迫られているのです。
酒井課長「全国的にヘルメットの着用が課題になる中で、なんとか実効性のある有効的な解決策を事業者とともに見出していきたい」

事業化に向けて前進する社会実験がある一方で、事業化が難航するものもあります。
2021年前に行われた市の指定するごみ袋としても使えるレジ袋をコンビニエンスストアで販売するという実証実験で、プラスチックごみを削減することが目的です。
廃棄物計画課 下錦田英夫 課長「販売されたレジ袋のうち購入者の3パーセントが熊本市の燃やすごみ袋を占めていた」

実験の成果を高めるには、市民への浸透や民間の事業者との協力体制を築くことが不可欠のようです。
冒頭で紹介したこのほかの実証実験ですが、経過はご覧のとおりとなっています。一日で終わったものもあります。

実証実験というものは一定期間のデータを基にその効果を検証して本格的な導入に踏み切るのかを判断しますが、法律の変更や社会情勢の変化などに柔軟に対応できるか長い目が必要となりそうです。














