夜空に艶やかな色彩の華を咲かせる甲州花火が、山梨県の郷土伝統工芸品に新たに認定されました。

認定は25年ぶりです。
県の郷土伝統工芸品は、伝統的な原材料や技術を用いて手作業で作られる工芸品で、「甲州印伝」や「雨畑硯」など これまで12品目が認定されています。
14日は新たに「甲州花火」が認定され、県内3つの花火業者で作る組合に認定証などが贈られました。
甲州花火は、鮮やかな色と、夜空に突如、花を開くような製造技術で、全国的にも高い評価を得ています。
やまなし伝統花火組合 山内浩行 代表:
この認定をいただいたので、さらに頑張って、山梨県の甲州花火を日本全国、さらに海外でもPRしていきたい。
組合によりますと、甲州花火の売上げは2020年度がコロナ禍前のおよそ15%に落ち込むなど「戦後最大の打撃」を受けました。
しかし、2022年各地で花火大会が復活し、2023年は夏の大会へ向け6月まで花火作りが続けられるということです。