北海道ではキャンプ場の24%が通年営業。ソロキャンプは冬が人気

ソロキャンプが堪能できるウィンターシーズン。究極のソロキャンプを満喫しようと多くのテントが並んでいたのは一面雪に覆われた北海道だ。恵庭市にある「メイプルキャンプ場」では、3万平米の広大な敷地内に数多くのテントが張られていた。気温は氷点下2度。訪れていたソロキャンパーは約30人。テントの中をのぞかせてもらうと、大型のストーブ、厚手のシュラフなど多くの人が防寒対策をしっかりとしていた。

全国で最も多い400か所のキャンプ場がある北海道。これまで冬を含めて通年営業するキャンプ場はほとんどなかったが、ソロキャンプの増加に伴い2021年は24%にまで急増している。メイプルキャンプ場を今シーズン利用したソロキャンパーは月平均300人に上り、キャンプ場側も大きな手応えを感じている。

メイプルキャンプ場 廣岡孝規支配人:
前年度の1.5倍ぐらいは増えています。メイプルならソロでも冬は大丈夫、安心してできるという方も結構いて、相談を受けたりします。ソロキャンパー自体も増えているのですが、その中でも女性ソロキャンパーも結構増えています。女性ソロキャンパーが安心して来られるようなキャンプ場づくりを目指しています。

冬のソロキャンプの魅力は「人が少なくて静か」、「虫がいない」、「夜空がきれい」、「焚き火を堪能できる」、「食材が傷みにくい」などが挙げられる。

冬はもともとキャンプ場の閑散期だ。そういうところが新しい観光スポットになっていくという意味で、周囲にもさまざまな恩恵がありそうだ。

(BS-TBS『Bizスクエア』 3月11日放送より)