1966年、静岡県旧清水市(現静岡市清水区)でみそ製造会社の専務一家4人が殺害されたいわゆる「袴田事件」で、東京高裁は3月13日午後、弁護団の再審請求を認め、袴田巖さん(87)の再審=裁判のやり直しを決定しました。
袴田さんの姉、ひで子さん(90)と弁護団の小川秀世弁護士が報道陣のインタビューに答えました。
<ひで子さん>
「みなさまありがとうございます。再審開始になりました。本当にうれしいです。戦ってきたかいがありました。本当にありがとうございます」
Q巖さんには伝えたか
ひで子さん「連絡しました。(反応)そこまではいかないが…うれしい、うれしい、うれしい」
Q再審開始という言葉を聞いて
ひで子さん「57年間戦ってきた。ダメだなんて思ってこなかったが」
Q支援者を前にして
「57年間戦っている。この日が来ることを本当に心待ちにしていた。これでやっと肩の荷が下りた」
Q今後の動きは
小川秀世弁護士「きょうは検察庁に対して特別抗告しないよう申し入れを行う。ただ、決定の内容を見ると、犯行着衣ではないとはっきりと否定してくれている。検察官はこれまで立証できなかったわけですから、抗告することは事実上できない」
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