山梨県埋蔵文化財センターの元職員が土器を第三者に売り渡していた問題。
県が買戻し費用の返還を求めた裁判で、8日和解が成立しました。

この問題は2019年、センターの元職員が県立考古博物館の縄文土器2点を第三者に売り渡したもので、県は買戻しの費用を含む65万円余りの支払いを求め、2021年甲府地裁に損害賠償訴訟を起こしました。

県によりますと2023年1月に和解の勧告があり、8日に双方で和解が成立しました。

和解金は55万円です。

一方、県立美術館で長年にわたり収蔵品の全数把握がされず、2つの美術品が所在不明になっていることが、今月明らかになった問題について、9日の県議会で県の幹部が謝罪しました。














