家族の世話などをする子ども、「ヤングケアラー」について山梨県は2023年度から家事や介護の支援サービスを提供するモデル事業を実施する方針です。

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大人に代わって家事や介護に追われる子ども「ヤングケアラー」について県は2022年12月、本人や家族をサポートする支援計画をまとめました。

山梨県庁


これを踏まえ2023年度から家事などの支援サービスを提供するモデル事業を始める方針で、新年度当初予算案におよそ1400万円を盛り込んでいます。

事業はヤングケアラーがいる家庭が市町村に申請することで民間事業者が訪問して食事や掃除といった家事や、家族の介護などを代行するもので家庭の費用負担はありません。

県の調査ではヤングケアラーの疑いがある子どもは家族に関する悩みのほか自分の時間が少ないと感じるケースが多く、この事業を行うことで休息や勉学など自分の時間を確保させることが狙いです。

県は今後、モデル事業を行う市町村や期間などを決め結果を検証した上で県内に広げていきたいとしています。