自民党の世耕参院幹事長はNHKの討論番組に出演し、岸田総理が指示した追加の物価高騰対策について、今年度予算の予備費5兆円を活用し、生活困窮世帯への直接給付などを実施するべきとの考えを示しました。

岸田総理は与党に対し、来週までに追加の物価高騰対策を取りまとめるよう指示を出しています。

世耕氏は物価高騰の進行について、「まだまだ予断を許さない」との認識を示した上で、▽生活困窮世帯への直接給付、▽電気料金や小麦の価格抑制策などに今年度の予備費5兆円を「フル活用していきたい」と述べました。

また、世耕氏は日銀の金融政策に関連し、物価安定目標の「上昇率2%」を実現するまでは、大規模な金融緩和策の堅持が必要との考えを強調しました。