キリスト教系宗教団体「エホバの証人」で信者だった女性が、宗教を背景にした虐待をなくすために児童虐待防止法を改正すべきだと訴えました。
夏野ななさん(仮名)
「輸血拒否カードにサインをさせられて、常時携帯させられていましたし、ムチも物心ついたときからこの宗教を辞めるまでずっとされていました」
28日に開かれた野党のヒアリングで「エホバの証人」の信者だった夏野ななさんは、信者である親から受けた虐待について告白しました。
▽輸血拒否カードを携帯させられる、▽ムチがわりのベルトで打たれるなどの経験について語りました。
これらは、厚生労働省が去年12月に宗教に関する虐待について改定したガイドラインでは、身体的虐待やネグレクトに位置づけられています。
また、エホバの証人の元信者で「エホバの証人問題支援弁護団」の田中広太郎弁護士は、児童虐待防止法が宗教的な虐待を想定していないと指摘。
夏野さんと共に法改正すべきだと訴えました。
注目の記事
忘年会「参加したい」若者4割の裏で…「行きたくない」50代の切実な理由 昭和を知る上司世代の“ハラスメント”恐怖

「風邪薬」をジュースやスポーツドリンクなどで飲んでも大丈夫? 子供にアイスを混ぜた薬をあげてもいいの?【薬剤師に確認してみた】

犯人は小6女児「妹が殺された」兄に手渡されたヤフーニュース…「この人たちには頼れない」【佐世保小6同級生殺害事件・前編】

新「映像」発見 80年の時を経てゾウの「エリー」が伝える戦争 “戦時猛獣処分” 絵本「ごめんねメリー」原画も展示 熊本【戦後80年つなぐ、つながる】

【独自】「この野郎」「見とけよ、貴様」北九州・中学生2人殺傷事件から1年 捜査1課長(当時)が初めて語った犯人への憎しみと執念の捜査【前編】

東日本大震災の2日前にM7.3の地震「その時に呼びかけていれば...」反省踏まえ運用スタート『北海道・三陸沖後発地震注意情報』 私たちは何をすべき?【災害担当記者が解説】









