高齢化が進む日本。高齢者たちが元気に健やかに過ごすために、健康寿命を延ばす取り組みが進められています。こうした中、厚生労働省は2021年よりHIPHOPダンスによる高齢者の健康づくりを行う『健康一番プロジェクト』を掲げる中、ダンスを通した健康づくりが沖縄でも始まっています。
屋良キャスター「嘉手納町の社会福祉協議会に来ています。何やら、楽しげな音楽が聞こえてきますね!パワフルで素敵なお姉さま方がダンスをされています。すごい!」

老人クラブが主催する『嘉手納シニアヒップホップクルー』。レッスンは、毎週木曜日の朝に1時間半行っています。メンバーは60代から90代の総勢20人のおねぇさま方。ヒップホップの要素をメインに置きながら、カチャーシーなど沖縄の踊りを取り入れたダンススタイルです。
屋良キャスター「ダンスきつくないです?90代で?」
又吉さん「きつくない。楽しいですね!」
渡久知さん「私にとって、ストレス解消の場。木曜日が待ち遠しいですよ」
元気いっぱいのメンバーを束ねるのは玉置さん!4年前にスクールを立ち上げました。

玉置さん「みなさんの姿を見たときに、本当に私が思っている高齢者のイメージとは全く真逆で、みなさん本当に元気でやる気もあって、嘉手納を盛り上げていく人材だなって思って」
メンバーの中にはこんな人もいました。
知念さん「ひ孫10名いますよ。こっちで4名やってます。ひ孫達と一緒にダンスやるんですよ」
実は、知念さんのひ孫・ここるちゃんも、社会福祉協議会でダンスを習っています。

知念さん「この年になって、小さいひまごと踊れたら嬉しいですよ」
知念さんとここるちゃんはこの日、嘉手納町のイベントでダンスを披露しました。

Qばぁちゃんと一緒に踊るってどんな感じ?
ここるちゃん「うれしい気持ちになった」
知念さん「もっと上手になったら、東京方面でやってみたいですね」
この嘉手納町の“シニアヒップホップ”。楽しく健康に踊る彼女たちの取り組みは話題を呼んでいて、各地から問い合わせがあるといいます。仕掛け人の玉置さんは、今後は嘉手納以外にも出かけて、みなさんに元気なシニアを普及させていきたいと意気込んでいました。