子ども政策の予算倍増をめぐり、岸田総理“最側近”の発言に波紋が広がっています。木原官房副長官が「出生率が上がってくれば倍増が実現される」などと発言し、与党内からも反発の声があがっています。
木原誠二官房副長官 今月21日・民放BS番組にて
「子ども予算というのは、子どもが増えればそれに応じて予算は増えていく。出生率が上がってくれば倍増が実現される」
岸田総理が掲げている子ども予算の倍増をめぐり、木原官房副長官は、21日に出演した民放のBS番組でこのように発言しました。予算の倍増ありきではなく、子どもの数が増えた結果として倍増が実現するとの考えを示したものですが、これには与党内からも…。
自民・三原じゅん子参院議員 自身のTwitterにて
「え?『予算倍増』ってそういう意味で使ってたの?」
与党幹部
「どういう施策を打つかという議論をしているのに、元も子もないよね」
松野博一官房長官
「まずは何が有効で何をやるべきかという政策の中身を整理したいと述べた上で、いつ予算の倍増がされるかについては、いま決まっているものではない旨を述べたものと」
24日、松野官房長官は「発言全体として政府の説明と齟齬があるとは考えていない」として、木原氏の発言を擁護しました。
複数の政権幹部も「政府が期限を切って予算倍増と言ったことはない。発言は正しい」などとしていて、今後、波紋を広げそうです。
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