子どもたちが傷を負った人などへの適切な手当てや初期対応を楽しみながら学ぶ「子どもメディカルラリー」が県内で初めて開催されました。
沖縄本島中部、中城村のハートライフ病院で行われたこの催しは子どもたちが傷を負った人などへの適切な対応を楽しみながら学ぶことを目的に企画されたものです。
参加した子どもたちはグループごとに実際の救急現場を再現した各ポイントで午前中に学んだ手当ての方法などを実践しました。

校庭で担任の教員が倒れ意識がないという設定では子どもたちが声を掛け合いながら心臓マッサージを施したあとAEDを使用するなどして救急隊が到着するまでの初期対応を成功させました。
参加した4年生の生徒「救急などの呼び方とかアレルギーとかの、どうしたらちょっと治まるかとか習えたのでいい体験だった」

ハートライフ病院 三戸正人(みと まさと)救急部長
「高齢者や弱者など皆さんに優しい声掛けができるようなそういう機会を経験してもらいたいなと企画しました。同じ世界に入って一緒に人を助ける、助けたい、助けられるような大人になっていただければ」
子どもたちは様々な現場を体験した消防職員や医療従事者のアドバイスを受け、救命医療への関心を高めている様子でした。