今月10日、元プロ野球選手の入来 智さんが交通事故で死亡した現場で、22日、事故の再発防止に向けた検討会が開かれました。

今月10日、都城市野々美谷町の交差点で、軽乗用車と普通乗用車が出合い頭に衝突する事故があり、軽乗用車を運転していた元プロ野球選手の入来 智さんが死亡しました。

(長友幸生記者)
「事故現場は、見通しのいい交差点で、普通乗用車側の道路には、一時停止の標識が設置されています。」

事故現場では、22日、警察や地元住民など15人が参加して検討会が開かれ、事故が発生した当時の状況を確認したほか、再発防止対策について意見を交わしました。

この中で、参加者からは、「夜間や雨が降っている時には、標識が見えずらい」などの意見が出されました。

(志和池地区麓公民館 小野修一館長)
「ここの交差点でかなり事故も、1年に何回も起きてるもので、1件でも事故を少なくするように心がけていきたいと思います。」

(都城警察署 三續健二交通課長)
「警察としては、道路管理者である都城市と協議を重ねて、標識表示の改善等を取り組んでいきたいと思っております」

警察によりますと、事故では、普通乗用車が通行していた道路に一時停止の標識があり、運転手の男性は「初めて通った道で交差点に気づかず、気づいたら車が来ていた」と話しているということです。

警察は、引き続き、事故原因について調べることにしています。