大分と宮崎の県境にある高速道路で、片側一車線のトンネル内を走行していた車と同じ車線に前から猛スピードで向かってくる逆走車が…。正面衝突になりかねない危険極まりない場面をドライブレコーダーが捉えていました。

(逆走車を目撃した女性)「(逆走車が)かなりスピードが出ていたので、恐ろしかったです」

現場は東九州自動車道の大分と宮崎の県境に位置する陣ヶ峰トンネルです。

映像を提供してくれた女性は19日、家族と車で宮崎へ。すると午前6時半ごろ、電光掲示板に「逆走車あり」の表示が…。さらにトンネルに入る直前、対向車から危険を知らせるようなパッシングライトを確認しました。

(逆走車を目撃した女性)「逆走車ありっていう掲示板が出ていたので、前を走っている車も結構スピードを緩めはじめたので、家族ともうすぐ来るんじゃないかっていう話をしていた」

そして、トンネルに入った直後、片側一車線の道路を白い軽乗用車が迫ってきます。女性は車を左に寄せて間一髪で正面衝突を逃れました。

(逆走車を目撃した女性)「『この人気づいているのかな、逆走していることに』と思うくらいにスピードを出していたので、掲示板の表示を見てたので避けられたものの、もしなかったら避けられないし。正面衝突するんじゃないかという恐怖ですね」

この後、警察が逆走車を発見し、インターチェンジからおろしたということです。運転していた女性は「誤って進入してしまった」と話しています。