バドミントンのアジア混合団体選手権の準々決勝が、17日ドバイで行われ、世界ランク2位の日本は同7位のタイに2勝3敗で敗れ、ベスト4進出はならなかった。
今大会は17チームが4つの組に分かれて総当たり戦を行い(グループステージ)、上位2チーム(計8チーム)が決勝トーナメント(ノックアウトステージ)に進出。試合方式は、男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスの5試合を行い、勝敗を決める。
グループステージD組を3連勝で突破した日本は、C組を3勝1敗の2位で勝ち上がったタイと対戦した。第1試合で男子シングルスの渡邉航貴(24・BIPROGY)がストレートで敗れ、続く女子シングルスの大堀彩(26・トナミ運輸)も東京五輪出場で格上のウンバムルンパン(26)に対し互角の勝負を展開したが、最終ゲームで力尽き敗戦。
2連敗と追い込まれた日本は、男子ダブルスに世界ランク4位の通称“ホキコバ”こと保木卓朗(27・トナミ運輸)、小林優吾(27・トナミ運輸)組がストレートで勝利を収め対戦成績を1勝2敗とした。第4試合となる女子ダブルスは岩永鈴(23・BIPROGY)、中西貴映(27・BIPROGY)組が21‐19、21‐17の接戦を制し、2勝2敗の五分に持ち込んだ。
勝敗を託された最終種目の混合ダブルス。22歳コンビの緑川大輝(早稲田大学4年)、齋藤夏(ACT SAIKYO)は第1ゲームを16‐21で落とすも、第2ゲームを21‐17で取り返しファイナルゲームに持ち込んだ。しかし接戦を繰り広げたがあと一歩及ばず1-2で敗れた。
日本は3度目の大会で初めての準々決勝で敗退。4月のアジア選手権、秋のアジア大会に向けて課題の残る結果となった。(写真は女子ダブルスの岩永選手、中西選手)
【試合結果】
■第1試合 男子シングルス
渡邉航貴 0-2(16-21、13-21)シティケート・ タンマシン
■第2試合 女子シングルス
大堀彩 1-2(19-21、21-18、17-21)ブサナン・ウンバムルンパン
■第3試合 男子ダブルス
保木卓朗/小林優吾 2-0(21-17、21-12)パランユ/ウォラポル
■第4試合 女子ダブルス
岩永鈴/中西貴映 2-0(21-19 21-17)ベニャパ /ヌンタカーン
■第5試合 混合ダブルス
緑川大輝/齋藤夏1-2(16-21 21-17 14-21)パッカポン/パタイマス