大分市内の認可保育園で園長らほぼ全職員が退職の意向を示していることを受け、大分市は保護者の要望で緊急措置として、転園希望者を公立の保育所に受け入れることを決めました。

関係者によりますと、大分市中心部にある私立の認可保育園で、園長や保育士らほぼ全職員にあたる14人が今年度で退職の意向を示しています。

保護者側は安心して子どもを預けらないとして対応を求め、17日、大分市の佐藤市長を訪問。佐藤市長は緊急時の措置として転園を希望する子どもを公立の保育所で受け入れる考えを伝えました。

(保護者の代表)「一歩前進なのかなという気がしている。今後の経過を見ていきながら、最終的に要望した園に入れたら一番いい」

大分市は16日、保護者に対し「緊急の転園手続きは難しい」と回答していましたが、一転して要望を受け入れた形になります。