中国共産党は16日、新型コロナウイルス対策について、「死亡率は世界最低のレベルを保っており、流行の予防と制御に大きな、決定的な勝利を収めた」と自画自賛しました。

中国国営の中央テレビによりますと、中国共産党の最高指導部にあたる政治局常務委員会は16日、会議を開き、新型コロナウイルス対策について「死亡率を世界最低のレベルに抑えることができた」と分析。

「流行の予防と制御に大きな、決定的な勝利を収め、感染症の大流行から見事に脱するという人類文明史上の奇跡を起こした」と自画自賛しました。

また、「現在のコロナの予防と制御はおおむね良好である」としながらも、「世界的にはまだ流行は続いており、ウイルスは変異している」として、高齢者のワクチン接種などを推進していく方針を確認しました。

習近平政権は去年末、3年に渡り続いた「ゼロコロナ政策」を突如転換。中国全土での爆発的感染拡大を引き起こしましたが、中国疾病予防管理センターの発表によりますと、今月13日の新型コロナ新規感染者数は8847人とピークだった去年12月22日の694万人から大幅に減少しています。会議では、ゼロコロナ政策の撤廃についても「完全に正しく、成功だった」と位置付けています。

来月に3期目の習近平政権が本格的にスタートする全人代=全国人民代表大会を控え、事実上の勝利宣言をすることで自らの政策の正当性をアピールしたい狙いもあるものとみられます。