自治会長や区長・組長など 地域の役員に女性が占める割合は、山梨県はわずか2.7%です。

地域活動で女性リーダーが活躍する道を探る座談会が、南部町で開かれました。

座談会は、県内の男女共同参画を推進する事業の一環として県が行ったもので、峡南地域に住む女性団体の役員らが参加しました。

この中で、自治会長など地域の役員に女性が占める割合は全国平均が6.3%だったのに対し、県全体は2.7%、峡南地域は3.9%にとどまっていることが報告されました。

その一方で、峡南地域の区長に実施したアンケートでは、およそ85%が「女性も地域の役員に就任してほしい」と回答し、座談会では理想と現実のギャップについて意見を交わしました。

出席者からは「防災対策など女性の視点が必要な分野は積極的な参加を呼び掛けるべき」といった声が上がり、県は性別に関係なく地域で活躍する人材の育成を後押しする方針です。