「我々が気付かなかった視点があった」
愛媛県立学校の再編をめぐり新たな発言です。
県教育委員会の田所竜二教育長は、計画案を一部修正する方針を明らかにしました。

県教育委員会の田所教育長は、14日の定例会の後、報道陣の取材に応じ、県立高校の再編案について3月中に最終決定するという見通しを示しました。

愛媛県教育委員会 田所竜二 教育長
「決定自体は3月になると思う」
(記者 年度内での決定?)
「そうですね。年度内にはしないと、今度はこれから受験をしようとする子どもたちが進路に迷うことになる。それは避けたい」

県立学校を現在の55校から44校に再編する計画をめぐり、県教育委員会は1月、再編対象となっている5つの高校の地元などからの提案を聞いたほか、パブリックコメントで意見を募りました。

これについて田所教育長は「寄せられた提案の中に我々が気付かなかった視点があった」として、一部の提案を採用し、計画案を修正する方針を明らかにしました。

愛媛県教育委員会 田所竜二 教育長
「採用して修正に向かった方がいいと思われるものもあれば、採用できずに現計画のままでいくべきというものもある。大幅かどうかと言われたら全体がガラッと変わるという話ではない」

田所教育長は、修正は一部に留まるという見通しを示しました。