大型フェリーの船内で急な病人やけが人が出たことを想定した訓練が福岡県北九州市で行われました。海上保安庁とフェリー会社との連携の強化が狙いです。
◆船内の“急病人”を巡視艇に移せ

大型フェリーの船内で実施された訓練には、海上保安庁の職員と阪九フェリーの関係者が参加しました。訓練は、航行中のフェリーで急に「胸が痛い」と訴える病人が出たという想定。

118番通報を受けて駆けつけた海上保安庁の機動救難士が、病状を確認した後、フェリーの後方から巡視艇に移しました。
◆フェリー会社と連携強化へ

門司海保南野琢磨次長「船内の通路、階段が狭く急なので搬送の方法を検証しながら今後にいかしていきたい」

門司海上保安部は今年度、3件の事案で機動救難士を出動させました。担当者は「訓練を重ねてフェリー会社との連携を強化していきたい」と話しています。














