ゴールデンウィークも近づき、出かける方も多いと思いますが、気になるのは新型コロナウイルス。ところで、新型コロナの変異株はなぜ、デルタ株やオミクロン株、いまだと「BA.1」や「BA.2」など、いろんな名前が付けられているんでしょうか。専門家に伺いました。
今回お邪魔したのは、藤枝市立総合病院(静岡県藤枝市)。教えてくれるのは、小清水直樹副院長です。小清水先生は、静岡県の新型コロナに関する対策専門家会の委員も務めています。
<藤枝市立総合病院 小清水直樹副院長>「まず、コロナの変異株については、世界保健機関(WHO)が、ギリシャ文字に沿って、アルファ、ベータ、デルタの順に、オミクロンまできていますが、そこまでギリシャ文字を使って、変異株を表現しています」
なるほど、ギリシャ文字だったんですね。すでにたくさん名前がついているんですね。
<藤枝市立総合病院 小清水直樹副院長>「変異というのは、ウイルスの中で2週間に1回ずつ、実は行われているんですけど、そのうちの人体に問題があるものが、ここにあげてある13個ということになります。特に問題になるのが、赤で示してある5つの変異株という事になります」
5つを見てみると、感染拡大を引き起こしたデルタ株やオミクロン株という聞き覚えのあるものばかりですよね。では、今、静岡県内でも感染拡大の要因となっている「BA.1」や「BA.2」はどういったものなのでしょうか。
<藤枝市立総合病院 小清水直樹副院長>「オミクロン株はさらに変異をしまして、さらに形が変わっています。それを『BA.1』ですとか『BA.2』など、変異を起こしてきているのがあります。もともとアルファベットを用いたものはすべてのウイルスの変異につけられているが、2という形の方がより感染力が強いですとか、我々が使っているお薬が効きづらいとか、ワクチンが効きづらいかもしれない可能性など、あえて、BAを2とりあげて、注意を喚起している、というところにあります」
答えは「約2週間に1度ウイルスが変異し、新たに感染力などが強い変異株が生まれてくるから」人体に影響を及ぼす恐れが高いものについては、ギリシャ文字をつけていました。そして、オミクロン株の「BA.1」と「BA.2」の場合は変化が小さいので、新たなギリシャ文字をつけてはいないんです。BAというのは、通し番号のようなもので、変異したものに対して、数字だけだとあまりにも長くなってしまうので、アルファベットを入れて整理しているそうです。では、「BA.1」と「BA.2」は、何が違うかというと、人の細胞に入るための、きっかけとなる、スパイクタンパクの形に違いがあるといいます。スパイクタンパクの形が、変わることで、人の細胞に入りやすくり、感染力が強まり、さらには、既存の薬が効きにくくなる恐れがあるということです。ただ、小清水医師は、感染症対策としては、新たな変異株だからといって、変わることはないといいます。3密を避けることや、こまめな手洗い・うがいの徹底をしてもらいたいということです。
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