教員不足が深刻な問題となる中、沖縄県教育委員会は公立の小中学校のクラスの定員を増やし、かつての40人に戻すことを検討していることが分かりました。

県教育委員会は児童や生徒へのきめ細やかな指導を目的に公立学校の1クラスの定員を小学1・2年生は30人小学3年生から中学3年生は35人と定めています。

しかし、一部の小中学校ではクラス担任を配置できないなど教員不足が深刻な問題となっていることから、1クラスの定員を40人に増員する形で見直す可能性があるということです。

県教育委員会は「新学期を迎えるにあたって、担任が配置されない状況は避けたい。様々な事態を想定して準備を進める必要がある」と説明しています。

また、教員不足の解消のため人材の掘り起しもすすめており、教員免許を持っているものの学校現場を離れているいわゆる「潜在教員」を対象としたセミナーを来月(3月)4日に沖縄市・宮古島市・石垣市で開く予定です。