政府が日銀の黒田総裁の後任に起用する方針を固めた経済学者の植田和男氏。どんな政策をとるのか?過去の著書が3万円で取引されるなど注目が集まっています。黒田総裁との違いが意識され、株価は下落しています。
戦後初めての学者からの日銀総裁へ。植田和男氏の地元・静岡県の牧之原市からは喜びの声が…
植田和男氏の叔父 植田六郎さん
「これが和男です」
若い頃の写真を見せてくれたのは、叔父の六郎さん。
植田和男氏の叔父 植田六郎さん
「頭脳明晰で、ラジオで英会話を聞くとか勉強熱心な子」
「おめでとう」とメールを植田氏に送ると。
植田和男氏の叔父 植田六郎さん
「『駄目になったら旧・相良町に戻りますので、よろしく』って返事でした」
次の総裁を待つのはたしかに茨の道です。証券会社には株価を気にする客から問い合わせが相次ぎました。
「性格を聞いてみると、思ったほどハト派(金融緩和派)じゃない」
思ったほどハト派ではない。つまり、黒田総裁ほど金融緩和に積極的ではなく、株価にはマイナスとの見方も。
元日銀審議委員 植田和男氏
「現在の日本銀行の政策は、適切であると考えている。現状では金融緩和の継続が必要である」
現在の黒田体制を継続するともとれる発言をした植田氏。ただ、どう動くか未知数です。
そのため、2005年の著書はネットでは3万円をつけるほど高騰。その本では…
植田和男氏
「株式を購入した場合は経済が好転すればよいが、悪いままで推移すれば大きな含み損を抱えることになる」
その後、異次元緩和で行われた日銀による資産の大量買い入れに慎重な姿勢を示していました。
“植田新総裁は黒田路線を徐々に修正する”。そう指摘する市場関係者も多く、きょうは日経平均株価が一時400円以上値下がりする場面もありました。
この後、新総裁はどう動くのか?かつて、植田氏が日銀の審議委員を務めていた際の専属スタッフだった井上氏は…
野村総合研究所 井上哲也シニア研究員
「金融システムとか金融安定にも非常に目を配られる方なので、かなり慎重にご判断されるというか、考慮された上で政策手段を考えることになる(だろう)」
サプライズがお好きな現総裁と違い、植田氏は市場との対話を重視して徐々に政策を修正すると見ています。
政府はあす、植田総裁や副総裁の人事案を国会に提出します。
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