あと1か月あまりでマスクの扱いが変わります。政府は来月13日からマスク着用は「個人の判断に委ねる」ことを決めました。

加藤勝信 厚生労働大臣
「本人の意思に反してマスクの着脱を周りの方が強いることがないように、是非ご対応いただきたい」

政府はきのう、マスクの着用を来月13日から原則、「屋内・屋外問わず個人の判断に委ねる」ことを正式に決定しました。

政府分科会 尾身 茂 会長
「箸の上げ下げまで全部指示するということは、むしろもうこの時代にはふさわしくない」

政府は個人の判断の参考として指針も示しました。

指針では、全員の着席が可能な新幹線などではマスクを外すことを容認する一方で、通勤ラッシュの混雑した電車・バスや医療機関・高齢者施設を訪問する際などは着用を推奨します。

さらに、学校では新学期となる4月1日から「マスクの着用を求めないことを基本」とします。

一方で、「児童生徒や保護者の主体的な判断が尊重されるよう、着脱を強いることがないよう」求めています。