茨城県の介護施設で入所者2人の点滴に空気を注入し、殺害した罪などに問われた元職員の女に対し、水戸地裁はきょう(7日)、2件の殺人の罪のうち、1件を無罪としたうえで、懲役20年の判決を言い渡しました。

赤間恵美被告(40)は2020年、当時、職員として働いていた古河市の介護施設で、入所者2人の点滴に注射筒=シリンジで空気を注入して殺害した殺人などの罪に問われています。

裁判で検察側は「要介護者で点滴をうっている入所者から標的を無差別に選んだ」と指摘したうえで、「抱えていたストレスで八つ当たりのように人を殺害することはあまりにも理不尽」などとして無期懲役を求刑。

これに対し、赤間被告は殺人の罪について、「空気を注入していません」と無罪を主張し、弁護側は「今回の件は動機や経緯が証拠によって証明されたわけではない」「不確かなことで処罰することになる。これは絶対許されることではない」などと主張していました。