政府が日銀の黒田総裁の後任に起用する人事を固めた経済学者で元日銀審議委員の植田和男氏が詳しくは話せないとした上で、先ほど取材に応じました。
元日銀審議委員 植田和男氏
「現在の日本銀行の政策は適切であると考えている。現状では金融緩和の継続が必要である。学者でずっと来たので色々な判断は論理的にする。説明を分かりやすくすることが重要かと思います」
政府が日銀の黒田総裁の後任として起用を固めた植田和男氏は、詳しくはまだお話できないとした上で、先ほどこのように述べました。
植田氏は1998年から2005年まで日銀の審議委員を務め、1999年の「ゼロ金利政策」や2001年の「量的緩和政策」の導入を理論面で支えました。
東京大学教授を長く務めたほか、現在は共立女子大学の教授を務めています。
TBSテレビ報道局 播摩卓士 上席解説委員
「サプライズです。世界的な金融政策の潮流みたいなものを理解する学者で、しかも安易な金融引き締めには、おそらく慎重な姿勢をとるだろう。バランスのとれた、ある種、岸田さんらしい人事になった」
政府は人事案を来週14日に国会に提示します。
注目の記事
「拾った小石で竹に落書き」「立ち入り禁止エリアに侵入」京都の人気スポット・竹林の小径で迷惑行為が深刻化...記者の直撃にも悪びれないインバウンド客たち 地元商店街からも嘆き「本当にやめてもらいたい」

【 山本由伸投手 】中学時代のチームの後輩は「並レベルの選手に見えていた、本当にあの人?(笑)」出身の東岡山ボーイズの選手たちは「山本選手みたいに世界を代表するピッチャーになりたい」【ワールドシリーズMVP】

強度行動障害のある28歳息子と初めて離れて暮らす決断 「自分たちが世話が出来なくなる前に」両親はパニックに対応できる施設を6年間探す...届いた「受け入れ可能」のメール

“ニセ警察官”から記者に詐欺電話「保険が不正使用されている」だまされたふり続けると“事情聴取”も…【特殊詐欺手口の全貌】

爆買いした戦闘機、その後どうなった? 膨張する“防衛費”国民生活への影響は【報道特集】

「骨が折れやすい難病」9歳の少年 YouTubeで出会った“憧れの先輩” 骨が折れても――始まった挑戦と、亡き母の思い









