新潟県は10日、新発田市で9日に見つかったハシブトガラス3羽の死がいから、簡易検査の結果、A型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応を確認したと発表しました。今後、環境省で遺伝子検査を行い、高病原性鳥インフルエンザかどうか確認することにしています。
県によりますと、死がいが見つかった地点から半径10キロ圏内を、環境省が「野鳥監視重点区域」に指定し、県はこのエリア内にある養鶏農場12か所に対して異状がないことを確認したうえで、防疫対策の再徹底を指導したということです。
また県によりますと、今回死がいが見つかったのは、高病原性鳥インフルエンザが確認され、ニワトリの処分が行われた阿賀町と村上市の養鶏場から半径10キロ圏内ではないということです。
県は、国内で鳥インフルエンザが人に感染した例は報告されていないが、明らかに外傷のない死亡野鳥を発見した場合は、触らずに住んでいる市町村や地域振興局健康福祉(環境)部または県庁の環境対策課に連絡するよう呼びかけています。