九州新幹線長崎ルートのうち、整備方式などが決まっていない区間について、国と佐賀県が協議しました。国交省は、フル規格で整備した場合の佐賀空港ルートについて「現実的な選択肢ではない」と説明。一方、佐賀県側は「フル規格と決めたわけではない」と、強い不快感を示しました。
◆佐賀県「我々はフルと決めたわけではない」
佐賀県 山下宗人地域交流部長「不思議でしょうがないんです。何で我々はこの説明を受けるんだろうかなと。我々はフル(規格)と決めたわけではないんですね」
9日に行われた協議の冒頭で佐賀県側は、フル規格での整備を前提にした調査結果を説明しようとする国側の姿勢に強い不快感を示しました。
◆フル規格・3ルートを国は説明
九州新幹線長崎ルートの未着工区間について、フル規格での整備を求める国側は、佐賀市北部を経由するルート、佐賀駅を通るルート、佐賀空港を経由するルートの3つの案を示しています。このうち佐賀空港ルートについて、国は周辺の地盤が軟弱であることなどを理由に、次のように説明しました。
国交省 川島雄一郎幹線鉄道課長「南回りルート、特に空港に直結するルートについていうと、現実的な選択肢とはなり得ない」
◆「ルートから入るということではない」釘を刺した佐賀県
これに対し佐賀県側は「県がフル規格を考えてもいいと思えるものがあるかどうか。ルートから入るということではない」と国側に釘を刺しました。さらに、当初の計画で導入が想定されていたフリーゲージトレインの試験走行設備が撤去されることについては、「引き続き幅広い協議の中で扱っていきたい」と述べました。
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