阿蘇市の「認定こども園」で職員のおよそ9割が今年度中に退職する意向を示していることが分かりました。

一体、何が起きているのでしょうか。

職員のほとんどが退職するのは阿蘇市の私立「認定こども園」で、職員14人のうち園長や保育士など12人が既に退職または今年度中に退職する意向を示しています。

複数の関係者によりますと、1月に行われた施設を運営する学校法人の理事長の改選手続きが不明瞭だったことなどから、職員が理事会に対し不信感を抱き、今回の大量退職につながったということです。

この施設には、現在0歳から6歳までの37人が在籍していますが「認定こども園」は、子どもの数に対して必要な職員数が条例で定められていることからこのままでは運営が難しくなるとみられています。

今回の事態を受け、阿蘇市は転園を希望する保護者に対し、支援を始めています。また熊本県は、施設が運営を継続できるのか確認することにしています。