気象庁は、阿蘇中岳の噴火警戒レベルを「3」の「入山規制」に引き上げる可能性があるとして、臨時の情報を発表し注意を呼びかけています。
阿蘇中岳では、8日午前6時半ごろから火山性微動の振幅が大きくなり、午後には急激に小さくなるなど変動が大きくなっています。
このため、気象庁は臨時の情報を発表し、今後さらに振幅の変動が大きくなり火山活動が高まった場合、噴火警戒レベルを「2の火口周辺規制」から「3の入山規制」に引き上げる可能性があるということです。

記者「阿蘇山上広場です。阿蘇中岳からは白い噴煙が見えますが、いつもと変わった様子はなく観光客の姿もみられます」

今のところ噴火の発生はなく、きょう気象庁が行った調査では、火山ガスの1日あたりの放出量は900トンと少ない状態でした。

現在、火口からおよそ1キロの範囲内は立ち入りが禁止されていますが、山上広場や草千里での観光は可能です。