去年2月、那覇市の交差点で交通事故でけがをした男性を救護したとして、元プロ野球選手の清原和博(きよはら かずひろ)さんらにきょう(6日)、感謝状が贈られました。

那覇警察署から感謝状が贈られたのは、元プロ野球選手の清原和博(きよはら かずひろ)さんと、当時同じ車に乗っていた愛知県在住の水野守道(みずの もりみち)さん、同じく愛知県在住の加地純一郎(かち じゅんいろう)さんの3人です。

映像は『RBC スクープ投稿』への視聴者提供

清原(きよはら)さんらは去年2月、那覇市の交差点でオートバイを運転していた男性が、乗用車と衝突して右足の骨を折るなどのけがをした事故の現場に居合わせ、男性を歩道まで運ぶなどの救護活動を行いました。

Q&A
元プロ野球選手 清原和博さん
「この度はこのように表彰いただき恐縮です。自分はできることをやっただけなので、事故に遭われた方も回復している、安心しました」

Q:事故現場に遭遇して「まずけがをされた方がすごく痛そうにしていましたし、『とっさに飛び出していった』という感じだったんですけど、大きな交差点で自分たちがひかれてしまう可能性もあったけど、大変なおおけがをされているのは見た目でわかったので、何とかできないかと思って必死で動きました」

Q:これまでも多くの表彰を受けているが「まさか自分が警察の方から表彰されるとは夢にも思っていないし一番嬉しいです」

Q:何度も感謝状を辞退したそうだが「自分は出来ることをしただけなので『わざわざ』という気持ちもあったんですけど、自分がそういう機会に出ることによって自分を含めて気が引き締められましたし、交通安全の一助になればと思い今日は本当に恐縮ですけども那覇警察署に感謝しています」

当時現場を目撃した人は「車から傘を持ってきて(当事者に)渡してあげたりとか。とっさにこういう現場に居合わせて、行動されているというのを見てすごいびっくりしました」

感謝状の贈呈式ではけがをした男性からの手紙が代読され「右膝には痛みが残るが少しずつ回復しています。ありがとうございました」などと感謝の言葉が述べられました。

このほか、会社代表である水野守道さんからは沖縄県の交通安全に役立ててほしいと、那覇地区交通安全協会に30万円が寄付されたということです。