アメリカ上空で確認されていた中国の気球をアメリカ軍が撃墜しました。中国側は反発しています。

アメリカのオースティン国防長官は声明で、日本時間のけさ、南東部サウスカロライナ州沖の領空でアメリカ軍の戦闘機が気球を撃墜したと発表しました。

アメリカ バイデン大統領
「水曜日(1日)に気球について報告を受けた際、国防総省に撃墜を命じました」

バイデン大統領は、国防総省が安全を考慮し、海上に移動してから撃墜することを決めたと説明しています。

気球について、中国は「気象などの研究に使用されている」としていますが、アメリカは「偵察用だ」と断定していて、回収し分析を進めるものとみられます。

一方、中国外務省は、さきほど「強烈な不満と抗議」を表明。アメリカ政府の反応は「明らかに過剰だ」と非難し、冷静かつ抑制的な方法での問題の処理を求めるとしています。