アメリカ政府はウクライナに対して「GLSDB(ジーエルエスディービー)」と呼ばれる射程の長いロケット弾の供与を含む新たな軍事支援を行うと発表しました。

「GLSDB」はアメリカがウクライナに供与している高機動ロケット砲システム「HIMARS(ハイマース)」から発射可能なロケット弾で、最大射程はこれまで供与されたものと比べおよそ2倍の150キロとなります。

アメリカ政府は3日、この供与を含む日本円でおよそ2850億円規模の新たな軍事支援を発表しました。

一方、ドイツ政府はウクライナへの供与を決めた主力戦車「レオパルト2」の旧式にあたる「レオパルト1」の輸出を許可したことを明らかにしました。軍がおよそ20年前に処分し、今は防衛企業などが所有していますが、現地メディアは「ウクライナにより多くの戦車を供与することが可能になるかもしれない」と報じています。