宮崎市の認定こども園が、子どもをあずかると同時に洗濯物もあずかるという「洗濯代行サービス」を2日から始めました。
保護者の負担を減らそうと始めた、このサービス。初日の模様を取材しました。
およそ200人の園児が通う宮崎市佐土原町の認定こども園「光が丘幼稚園」。2日から新たなサービスを始めました。
(長友幸生記者)
「この幼稚園と併設されたのが、こちらのコインランドリー。保護者から洗濯物を預かる代行サービスも行っているんです」
園が新たに設置したのは、誰でも使うことができる最新型のコインランドリー。
そこで、園の保護者を対象に2日から始めたのが「洗濯代行サービス」です。
職員が「クリーニング師」の国家資格を取得することで、このサービスが可能になりました。
(認定こども園光が丘幼稚園 下苙敏大園長)
「保護者が洗濯物を、朝、持ってきて、幼稚園で洗濯をして、お帰りまでに畳んで返すというサービスを開始しました」
保護者が、アプリを使って当日の午前7時までに予約をすれば、1000円から洗濯代行サービスを受けることができます。
サービス初日の2日、さっそく、保護者が洗濯物を持ってきました。
(職員)「ありがとうございます」
(洗濯物持ってくる保護者)「洗濯と乾燥で。靴も入ってます」
預かった衣類や布団などは、洗濯から乾燥まで行い、畳まれた状態で子どもを迎えに来た保護者に返されます。
また、バスで送迎する保護者も、子どもを乗車させる時に、洗濯物を預けることができます。
(保護者)
「家の洗濯機じゃ回りきらないのでお願いしようかなって思いました。子どもともっと遊んだりとかほかの家事仕事にも時間を費やせるなと思うので助かります」「正直、きょうは(洗濯を)ちょっとしたくないなっていう日もあるじゃないですか、なので、ありがたいです」
保護者にとっての負担軽減に繋がる「洗濯代行サービス」。
その狙いについて園長は・・・
(認定こども園光が丘幼稚園 下苙敏大園長)
「保護者は本当に大変だと思いますので、仕事が終わって、食事を作って、お風呂入れて、寝かしつけて、その後洗濯をしてっていうような時間が家でいっぱいあると思いますので、その時間を少しでもなくしてあげて、『子育てって楽しいな』とか、子どもに絵本読んであげる幸せとか、そういったものをご家庭で感じてほしいなと思っています」
このサービスは、保護者だけではなく、子育てをする園の職員も利用できるようになっています。
また、今後、保護者以外の介護をしている人や、妊娠中の人などの利用も可能にしていきたいということです。