保育の現場では、マスク着用に関して政府が「屋内外を問わず個人の判断に委ねる」としたことについて、歓迎と同時に戸惑いの声も聞かれました。

熊本市のこの幼稚園では現在、3歳以上の園児は屋外での活動以外マスクを着けて生活しています。

東海大学付属かもめ幼稚園 竹内 むつ子 園長「子どもたちの表情が見えないというなかで、コミュニケーションがうまく取れているかなということは大変心配を致しました」

政府では、5月の5類への移行を前にシーズンを迎える卒業式などで、マスク着用の緩和を進める議論も行われています。3月に控えた卒園式での対応は。

竹内 園長「ホールは密になりますから、昨年と同じようにマスクは着用になるかと思います」

それ以降の着用についても、保護者の意見をふまえ、慎重に判断したい考えです。

竹内 園長「早くコロナが収束して、子どもたちと大きな声で笑いあいたいです。そこが一番の願いと希望でもあります」

コロナ禍4年目の一大転換。かつての日常を取り戻せるのか、期待と不安が交錯しています。