新型コロナウイルス。
きょう1月30日、熊本県内では新たに280人の感染が報告されました。200人台は去年11月14日以来です。また死者は2人となっています。

そんな中、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが、5月8日から「5類」に移行されます。

「5類」になると何が変わるのか、現場には課題もあるようです。

熊本大学病院 坂上拓郎 教授「法的な根拠をもって行動制限をしましょうというのができなくなりますし、『すべての医療機関で原則受診が可能ですよ』という状況になるというのが大きく変わるところだと思います」

こう話すのは呼吸器内科が専門の熊本大学病院の坂上拓郎 教授です。
5類への移行により、患者は原則すべての医療機関で受診できるようになりますが、受け入れる側にはまだ課題もあると言います。

熊大病院 坂上 教授「医療機関が準備できていないと実際に受け入れられるかどうかという問題が出てくるのかなと。制度を変えたからと言ってすぐにそこが大きく変わるということは、もしかしたらないのではないかと感じています」

また、政府が「屋内外を問わず個人の判断に委ねる」としたマスク着用の緩和については、「世の中が受け入れるかどうかも影響する」とした一方で、5月以降もマスクが必要な場面があると注意を呼びかけています。

熊大病院 坂上 教授「病院や高齢者施設に関しては個人の判断に委ねるという状況でも、マスクを着けながら行動してもらった方が命を守るという観点からはいいのかなと思います」

一方、保育の現場では。。。