高知県警察学校で卒業式が行われ、24人の新人警察官が第一線に巣立ちました。
警察学校を卒業したのは去年4月に入校した第90期初任科生24人です。これまで10か月間、警察官として必要な知識や技能を身につけてきました。式では卒業証書と辞令が手渡された後、江口寛章本部長が「実践経験を多く積み、職務執行能力を身につけ強く優しい警察を体現してほしい」と激励しました。
卒業生のほとんどが新型コロナに感染したことで、授業の中止や試験の延期を余儀なくされるなど困難に見舞われましたが、互いに支え合いながら無事、全員で卒業の日を迎えることができました。
(徳永寛 巡査)
「同期のみんなと支えあって頑張ってこられたというのが1番の思い出です。常に謙虚な姿勢で県民の皆様に支えられているという感謝の気持ちをを忘れず(警察官を)志した初心を忘れず常に真摯にひたむきに(業務に)取り組みたい」
(佐古田花子 巡査)
「幼少期からお世話になっていた美容師さんが警察官になったことをきっかけに自分もかっこいい警察官になりたいと思い志望した。この10か月間、コロナによる制約でつらい思いをすることもあったが、この経験を自身に変えて男性警察官に負けない強く優しい警察官になりたい」
卒業生は27日から県内10か所の警察署や交番に配属され4か月間実務経験を積んだ後、5月から再び警察学校で「初任補修科生」として実習を行います。