参議院の議院運営委員会は、NHK党のガーシー参院議員に対して国会への出席を促す「招状」を出すよう参議院議長に求めました。

国会法では、正当な理由なく召集日から7日以内に国会に出席しなかった場合、議長が出席を促す「招状」を出すことことができますが、参議院の議院運営委員会は、召集日から7日目にあたる来週月曜にガーシー議員が出席しなかった場合、この「招状」を出すよう、尾辻参議院議長に申し入れました。尾辻議長は「丁寧に対応していただいて感謝申し上げる。しっかりと対応していきたい」と応じたということです。

現在、アラブ首長国連邦のドバイに滞在しているガーシー議員が招状を受け取ってから7日以内に出席しなかった場合、議長が懲罰委員会に付託する見通しです。参議院によりますと、参議院で「招状」が出されるのは74年前の1949年以来だということです。

こうした動きに対しNHK党の立花党首は会見で、ガーシー議員がすでに3月上旬まで出席しないと発表しているとして、「くだらないことをやっている」と批判。予定通りガーシー議員が3月上旬に帰国するよう準備すると述べました。