5月に福島県田村市の運送会社でタンク車から男性が転落して死亡した事故で18日、郡山労働基準監督署は運送会社などを福島地検郡山支部に書類送検しました。

労働安全衛生法違反の疑いで書類送検されたのは田村市船引町の運送会社と専務の60代男性です。
郡山労働基準監督署によりますと5月15日、運送会社の倉庫内に駐車していたタンク車の上で従業員の男性(67)が高さ2.7メートルのタンク上から床面に転落して頭を強く打ち死亡しました。
運送会社と安全管理に携わっていた専務はタンク上で作業を行わせるのにあたり労働安全衛生法で定められている墜落防止措置を講じなかった疑いが持たれています。労働安全衛生法ではタンク車など高さ2メートル以上の開口部で作業する場合は囲い、手すり、覆いの設置または保護帽や墜落制止用器具の使用などを義務付けています。この運送会社はいずれの安全措置も講じていなかったということです。

労働基準監督署ではタンク車の積み下ろし作業中に高いところから墜落して死亡する事故が全国で発生しているとして、墜落防止対策や労働安全衛生法の規則を守るよう呼びかけています。