カンボジアに連れて行くため、去年8月、当時20代の女性を誘拐するなどしたとして暴力団組員の男が警視庁に逮捕されました。女性は東南アジアで特殊詐欺の拠点を転々として、「かけ子」をさせられていたということです。

所在国外移送誘拐の疑いで逮捕されたのは、指定暴力団・住吉会系傘下組織の組員・山尾輝斗容疑者(26)です。

警視庁によりますと、山尾容疑者は去年8月上旬、東京・歌舞伎町の「トー横」周辺で当時20代の女性に対し「金に困っているなら海外行くか。3か月で500万円稼げるぞ。犯罪じゃない」などと勧誘し、カンボジアに連れて行く目的で荒川区の宿泊施設に誘拐した疑いがもたれています。

女性はその後、東南アジアで特殊詐欺の拠点を転々として、「かけ子」をさせられていたということです。

女性はマレーシアにある特殊詐欺の拠点にいた際、同じように山尾容疑者から誘われた別の女性とともに外出が許されたタイミングで現地の日本大使館に逃げこんだということです。

警視庁は山尾容疑者の認否を明らかにしていません。

山尾容疑者は、これまでにも海外の詐欺拠点に連れて行く目的で女性を誘拐するなどした疑いで逮捕されていて、今回で逮捕は6回目となります。

警視庁は、山尾容疑者が荒川区の同じ宿泊施設を複数回契約していることから、さらに余罪を調べています。