今シーズン一番の強い寒気の影響で25日朝の長崎県内は、各地で積雪し路面凍結による交通への影響などが相次ぎました。

25日朝の最低気温がマイナス3.6度だった長崎市。

4日から降り続いた雪で、25日朝までに──
長崎市で5センチ
雲仙岳で3センチ
五島市三井楽で1センチ の積雪を観測しました。


積雪や路面凍結で、通行止めや交通機関への影響が相次ぎました。

早田アナウンサー:
「路線バスが止まっている影響もあるのか、こちら、赤迫電停には多くの人が電車を待っている状態です」

平常通りに運行した路面電車を頼りに出勤しようとする人で(始発地の)赤迫の電停には長蛇の列ができました。

赤迫電停で電車を待つ人:
「本当はバスで来るんですけど、運行を見合わせていて。ここまで歩いてきました1時間半くらい」

休校や、始業時間を遅らせた学校もありましたが、諫早市では、登校中、元気に雪を楽しむ子どもたちの姿も。

通学中の小学生:
(Q.雪はどう?)「たのしい!」
(Q.何して遊ぶ?)「雪だるま!エイヤー!雪合戦!」

一方、国道207号 諫早市多良見町木床~舟津間では一時、およそ200台の車両が立ち往生となったり放置されたりしました。


県は緊急車両の通行確保のため、災害対策基本法に基づいて、午後1時ごろから車両18台を移動させる措置を始めました
また、県道・田結久山線の諫早市飯盛町里~久山町間でも25台の車両が放置され、一部が通行を妨げました。


永田記者:
「長崎市の公園です。こちらの水道ですが、蛇口を回しても水が出てきません」

山間部を中心に水道管の凍結や破裂も発生し、自治体は対応に追われました。


県内では大雪のおそれはなくなりましたが、雪が残っているところもあります。
26日も最低気温が氷点下の気温となることが予想されていて、気象台は、引き続き積雪や路面凍結による交通障害、水道管の凍結に注意するよう呼びかけています。