内閣府は財政の健全度を示す基礎的財政収支について、黒字化を目標とする2025年度にはおよそ1兆5000億円の赤字となる見通しを示しました。防衛費の増額などが影響しました。
岸田総理
「市場や国際社会における中長期的な財政の持続可能性への信認が失われることがないよう、経済再生と財政健全化の両立に努めてまいります」
政府は財政の健全化に向け、政策にかかる費用をどの程度借金に頼らずにまかなえているかを示す「基礎的財政収支」を2025年度に黒字化する目標を掲げています。
きょう示された最新の試算では、今後、高い経済成長を実現できた場合でも2025年度はおよそ1.5兆円の赤字となる見通しです。防衛費の増額などの影響で去年7月よりも赤字幅が大きくなっています。2026年度に黒字化できるとする見通しは変更しませんでした。
一方、現在と同じ程度の経済成長が続いた場合は黒字化のメドは立たないとしています。
注目の記事
「やっと技術が認められた」従業員約70人の町工場が開発 量産可能な最高水準の緩み止め性能のボルト 【苦節21年の道のり 開発編】

“ポンコツ一家”で過ごした5年間 認知症の母と一発屋芸人 にしおかすみこさんが語る「ダメと言わない」介護【前編】

「下請け」は"NGワード" 法改正で消える暗黙の上下関係 フリーランスも保護【2026年から変わること】

パンや味噌汁でもアルコールを検知してしまう?飲酒してなくても摘発されてしまうのか 警察に聞いてみた

【実録・詐欺犯VS警察官】 詐欺電話を受けたのは“本物の警察官”「信号検査・逮捕令状・強制捜査」次々に出る専門用語…人々が騙される巧妙な手口を公開

3年で20本が切断…台湾「海底ケーブル」が直面する脅威と中国の影 最前線・沿岸警備隊パトロールに日本メディア初密着【後編】









